延喜式内社  出雲國風土記所載社 阿禰神社(あねじんじゃ)

由 緒

御祭神 天照皇大御神 素戔嗚尊 品陀和気尊(八幡大神) 惟神大神

出雲國風土記(713年)に阿如社とあり、創立年代不詳なるも神亀年中に伊弉諾・伊弉冉尊の御子達三柱の姉なる大神鎮座し給われ、この地を姉の里と云う、と古書に見えている。延喜式神名帳に所載(式内社)の神社で、その御神徳は今日まで及び村は栄え、子孫は生業を得て繫栄している。

この鎮座地には建保4年(1216年)に出雲國守護佐々木信濃守義清が建立した八幡宇佐宮が存在しており、天文10年(1541年)佐々木民部詮久が造営し、永禄年中に小早川隆景が再建したという。(雲陽誌による)この八幡宇佐宮は、鎌倉時代より武家守護神として崇敬厚く、また佐々木家代々の祈願社として五〇数石の社領を保有していた。只、惜しむらくは、これだけ格段の規模を誇る神社でありながら、慶長年中の神領没収、また本社焼失により宝物、棟札古文書の大半を失い、明治5年の神社改正には十分な処遇がなされなかったことは、後人の等しく遺憾と思うところである。明治24年、両社は合祀されて現在地に遷座されている。

例祭奉賛行事の様子

祭礼日

歳旦歳:一月一日午前〇時    

祈年祭:二月第四日曜日午後二時  

大祓い:六月三十日午後六時  

例大祭:十月十八日午前十時 午後~子供神輿 神事華 巫女舞奉納

紐落とし:十一月十五日午後二時  

新嘗祭:十一月第四日曜日午後二時  

◇毎月一日:月始祭

◇毎月十五日:月次祭

 

 

御祈願

◆ご祈念:家内安全 心願成就 無病息災 病気平癒 諸障除災 悪念の祓い 厄年祭 初宮詣 結婚式


摂末社

客大明神神社 焼太刀大穂日子命

金毘羅社   金山彦命

稲生社    豊宇気神

惣荒神社  (御神木) 

宝 物

裁許状筥 木製黒漆塗 1697(元禄10)年

惣検校国造出雲直治、神祇管領長上卜部朝臣などからの風折烏帽子狩衣着用等の裁許状を保蔵。縦47.5cm、横10.5cm。

 

出雲風土記俗解鈔 1777(安永6)年

本書は「出雲国風土記」本文と本文に対する注釈文(鈔文)で構成された「俗解鈔」の写本である。

現存する最古級の写本に位置付けられる。